2015-05-21 第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
しかも、団塊の世代が高齢化をしていくと更にこの負担が増えていくのではないかということでありますから、当然、この制度改正に当たって最重要課題というのは、被用者保険サイドの納得性の確保、これをしっかり得ていくということが大変重要であるというふうに考えますが、大臣の見解をお伺いします。
しかも、団塊の世代が高齢化をしていくと更にこの負担が増えていくのではないかということでありますから、当然、この制度改正に当たって最重要課題というのは、被用者保険サイドの納得性の確保、これをしっかり得ていくということが大変重要であるというふうに考えますが、大臣の見解をお伺いします。
〔理事福岡資麿君退席、委員長着席〕 後期高齢者支援についての今回の改革の方向性が被用者保険サイドにきちんと理解と納得を本当に得られているとお感じでしょうか、大臣。──大臣、お願いします。
○牧山ひろえ君 私は大臣に聞いているのであって、それと、今答弁されたことは全然答えになっていませんので、被用者保険サイドの理解と納得を得られているかどうかと大臣にお伺いしているので、大臣、お願いします。
これは理論的にはかなり正しいんではないかというふうに思っているわけでございますけれども、現在でも被用者保険サイドと自営業者サイドで拠出金を出すということについてかなりアレルギーがあるわけでございまして、その拠出金方式をさらに拡大するということでございますから、そういう面での批判がございます。
それから、今回御提案しております老人保健拠出金の見直しということをお願いしたわけでありますが、これは国保サイドは保険料負担が軽減されますけれども、被用者保険サイドは保険料負担がふえる、こういう格好になるわけであります。それらを合計いたしますと、政管健保で見ますと千三百六十億円保険料負担が減る格好になります。それからまた組合健保は四百三十億円減ります。
そういった意味では、平常状態の中でも加入者の構成からしまして非常に財政が厳しい国保につきましては一層厳しさが増していると思いますし、それからまた我が国の医療保険制度の仕組みから見ましても、いわゆる被用者保険に入らない方は国保に入る格好になりますから、例えば被用者保険サイドで今まで入っていた方も失業とかそういうことになりますと国保に入るということになる。
○政府委員(高木俊明君) これは健保組合だけではありませんで、いわゆる被用者保険サイドということで申し上げますと、今回の老人拠出金の問題でも明らかになっているわけでありますが、老人医療費の拠出金というものでかなり財政が圧迫されている面がございます。
国保サイドから見ますと、この二千億を被用者保険サイドで負担していただきたいということでありますが、被用者保険サイドからしますと、そもそも退職者医療制度そのもののあり方を見直すべきであり、また抜本改革を前にした中で、そういった中で考えていくべきであるので、それまでの間現行制度というような状況でいくべきではないかということではないかと思います。
○政府委員(羽毛田信吾君) 論点整理をいただきますまでの議論の間におきましても、確かに先生おっしゃるように、抜本改革が行われる間においても公平化の観点に立った改正は行うべきである、むしろ国保関係者はこれでは不十分でもっとやるべきであるというような御意見もありましたし、それから被用者保険サイドのように、抜本改正を待ってやるべきであって、今回こういう形で改正をすることについては慎重であるべきだという御意見
今回の老人医療費拠出金の見直しの中でさらに負担の公平化ということをお願いするということであったわけでありますが、そうだとすれば、退職者の方も老人医療費拠出金についてやはりそれそれ御負担いただくというのが、これが一つの公平化という考え方が成り立つわけでありますけれども、一方、そういった場合にこれを被用者保険サイドで御負担いただくことになるわけでありまして、そういった中でこれをどうするかということであったわけであります
一方、今回の法律改正によりまして、老人の拠出金の見直しをいたしますと、国保サイドは負担減になりますが、被用者保険サイドは負担増になるということであります。
そういった意味で、まず被用者保険サイドで申し上げますと、政管健保でありますが、これが平成十年度で見てみますと約五百二十億円ほど保険料の負担がふえる格好になります。それから組合健保でありますが、これが四百八十億円ふえる。それから、共済組合並びに船保合わせまして百六十億ふえるという格好であります。一方、国民健康保険、市町村の国民健康保険でありますが、これは保険料負担が減ります。
一方、被用者保険サイドがその分拠出金の負担がふえますから、そういった意味では、国保の財政の改善には寄与することになるということであります。
そういった意味で、被用者保険サイドにおいては、どうも市町村のレセプト点検、老人医療のレセプト点検が必ずしも十分ではないのじゃないか、したがって、もっとこの辺のことについてもきちっとすることによってむだを省けるのではないかということはかねてから指摘されておりましたし、それからまた、後ほどの中の対策にもあるのでありますが、この老人医療のレセプトをむしろ被用者保険サイドでもうちょっとチェックさせてほしい、
つまり、被用者保険サイドの保険者からお金を拠出していただいて市町村にそれを配付するというのが業務の内容でございまして、個々の介護保険の請求書、これを審査するのは国民健康保険団体連合会、こちらの方の業務というふうに整理をされております。
特に、その方が退職後なんかの場合ですと、住所がどこかというような点、動きますから、そういった難しさもある等々、それからまた、被用者保険サイドも事務的にそれは大変だという声も実はあります。そういった意味では、義務づけというのはなかなか難しいという状況であります。
一方、診療報酬の改定に伴って、これはむしろ増加する要因になるわけでありますが、さらには、御指摘のとおり、今回の拠出金負担の見直しによるもの、これは被用者保険サイドは増要因、それから国保サイドは減要因、こういうふうな形になるわけであります。
○羽毛田政府委員 理解を得られていないということでお話を申し上げましたのは、被用者保険サイドとしての御意見がありました中にはそういう御認識のもとでの御意見があったものと思いますということを申し上げました。
ただ、二〇〇〇年ということを目途にしておりますが、それに至るまでの間においても現行の負担の公平というものをやはり図っていく必要があるということで今回御提案しておりますが、今回の御提案も、そういった意味では、例えば退職者医療制度の老人保健に係る拠出金の負担の仕方につきましても、本来全額退職者医療制度で負担をしていただくという考え方もありますが、今回の改正では、その二分の一を被用者保険サイドで負担していただくというような
そういう意味からしますと、やはり大きく分けて被用者保険サイドでの御意見と、それから市町村を中心にした国保サイドの御意見というのと、一言で言いますとどうしても利害が対立するような構図にならざるを得ないわけでございます。
それからしますと、今回の老人保健制度の加入者按分率の手直しといいますのは、あくまでも現在の仕組みというのを前提にいたしまして、国民皆保険という中で国民がどう賄っていったらいいのかということにつきましての被用者保険サイドと国保サイドという中でのいわば一つのぎりぎりの納得できる線としての選択であったんではないか、こう思いますので、関係者は私は納得していただいている改正内容ではないか、こんなふうに思っております
とはいえ、私自身、上限二〇%の撤廃を求めるふるさと山梨県を初めとする多くの市町村のいろいろな陳情を受けて、その一方では重い負担を強いられている被用者保険サイドの皆さんからの陳情もあったりいたしまして、いずれの主張も耳を傾けるべきそれなりの理由がありまして、非常に板ばさみのような状況で、率直に言って悩んでおるわけであります。
被用者保険サイドは老人医療費拠出金の負担がふえることとなるのですけれども、負担が過重とならないような手だてをするべきだと思うのでございますが、この点についてどのようなお考えを持っているか、具体的にはどういう手だてをされようとしているのか、御説明をいただきたい、お答えをいただきたいというふうに思います。
このように、現行の老人保健制度は構造的に多くの矛盾や問題点を抱え、負担が被用者保険サイドに著しく偏っております。健康保険組合の老人医療費拠出金などの拠出金は、現在、保険料収入の約三三%を占めるに至り、中には自分たちの保険料収入の五〇%を超えるところも出てきております。
これは、私も国保の代表として老人保健審議会でこの問題で強く国保の主張を申し上げたわけでありますけれども、しかし現状は、御案内のとおり大変な不況の中で被用者保険サイドにおきましても所得の伸びがそうない。それから、財政も相当厳しい状況に立ち至っている。そういう中で、この二〇パーという、言うならば、本体ではない部分的な財政調整措置を取り上げざるを得なかった。
先ほど申しましたこの三者、私はこのバランスをとって老人医療費を賄うべきだという立場に立っておるわけでありますけれども、その中の特に被用者保険サイド、これに大分大きく偏っているのではないかなという気がいたしております。 そこで、まずお尋ねしたいのは、今回この法の改正を提出いたしましたが、そのときに、この際に厚生省は、この三者のバランスをどのように考えたのか、御説明をお願いします。
本来、国庫負担で埋めるべきものを被用者保険サイドの勤労者とか企業の負担増で始末しようとしておる。だから、この按分率に対する反対は非常に強いわけでありますけれども、この点はいかがですか。
この赤字額は、被用者保険サイドの決算数字と対比をしていただければ、明暗はまことに鮮明であります。 こういった厳しい状況の中で、市町村ではどのような対応をしてきたかということであります。まず、この三年間に全国平均で保険料を三六%引き上げております。それのみか、一般会計の繰り入れにつきましても、五十八年度対比で六十年度は五割増しの増額をやっております。
それから、退職者医療制度そのものを被用者保険総体の共同事業的な考え方でとらえた場合に、健保連がやるというふうな方式は考えられないのかという点につきましては、法案立案の過程で、実は被用者保険サイドの代表格ということで健保連とも退職者医療制度のあり方についてはいろいろ協議をいたしまして、健保連が共済組合等も含めて退職者医療を行うという方式もあり得るのではないか、これは話の過程ではいろいろ出てきたのでありますけれども
その点は繰り返しになりますけれども、私どもの今回のいわば老人保健制度見直し、加入者案分率見直しの眼目は、いかに老人の加入率というものの格差を是正して負担の不均衡の是正を図っていくかという点にあるわけでございますけれども、結果におきましてそういう財政的な効果がある面は否定はできませんし、そういう側面から実際負担増になる部分が現行と比べてどこだとおっしゃれば、先生御指摘のとおり、それはいわゆる被用者保険サイド
これは一つの考え方は御本人からの届け出をお願いしたいと思っておりますけれども、先生がおっしゃいましたように、そこにずれが出てくることは重々考えられますので、私どもといたしましては、もう一つ違うサイドからのチェックシステム、被用者保険サイドの変更がそういった形の第三号被保険者の変更に結びつくようなシステムを検討いたしておりまして、御本人の届け出と併用する形で考えたいと思っております。